「海魚」の“生塩うに”は一切増量剤を使用しない。原料は“うに”と“塩”。50年以上もこの製造方法は変わっていないし、変えるつもりもない。
社長・山下智恵美さんは言う。
「美味しいうにを召し上がって頂くためにどうすればいいのかを考えたら、やっぱり昔ながらの製法で作るのが一番よね」。シンプルな作りこそが原点。だからこそ、濃厚で凝縮された旨みと甘みが引き立つ味が生まれる。
玄海町で獲れる天然なまこを使って作る“このわた”もしかり。新鮮なうちに腹を割って、一本一本手作業でこのわたを取り出していく。気が遠くなる作業と絶妙な塩加減で漬け込まれたその味は、酒を迎い入れたくなる味だ。
うに・カラスミと並んで三大珍味の一つとあって、お酒好きの方にはたまらない逸品。
このほか、雲丹烏賊、しそわかめなど、ご飯がすすむ加工品も工場で作られている。
味を決めるまでは何度も何度も試作の繰り返し。
「工場で働く皆さんが真心を込めて作っているので、商品を通してその想いが多くの方々に伝われば」と社長は微笑む。
今後は老舗うに屋として、うにを活かした商品をどんどん作っていきたいそうで、今から楽しみですね！
海魚
佐賀県東松浦郡玄海町仮屋1-1
TEL 0955-52-2147