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Genkai town

希少な長崎五島灘産の天然 “ごんあじ”に魅せられて、 今宵は美味しい料理とお酒に酔いしれる。

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2019年に店を構えるやいなや、新鮮な活魚料理を味わえるとたちまち人気店へと躍り出た「もめん」。確かな技を持ちつつ、個性をしっかり打ち出す料理に定評がある。


店内の入り口には大きな“生け簀”。いい食材を仕入れるために、自ら各地の市場を巡り、また漁師の元へと出向く。その甲斐あって、店の生け簀には日本各地で獲れた旬の活魚が色とりどり泳いでいる。オーダーが入ってから捌き、調理するため、刺身、焼き物、煮物、揚げ物に至るまで、食材の持ち味が存分に活かされる。間違いなく美味い。

大将・池田竜次さんは、弱冠18歳にして厳しい料理の世界に飛び込む。ミシュラン掲載店をはじめ、県内外で20年以上の修行を積み、ここ玄海町に自店を構えた。
実家が魚の仲買人ということもあり、幼い頃から新鮮で美味しい魚のもと育つ。ある日、父親に連れられて訪れた福岡市内の和食店で衝撃を受けた魚がいる。

長崎五島灘産の天然“ごんあじ”だ。
以来、この魚の味にすっかり魅せられて、「いずれ魚に携わる仕事ができれば・・・」。その思いはいつしか現実となる。店の看板魚“ごんあじ”を仕入れるため、片道約2時間かけて長崎県へと車を走らせるそうだ。大将の華麗な包丁さばきで、みるみる美しい活き造りへと姿を変えた“ごんあじ”を頂く。


潮の流れが速い五島灘で鍛えられた透き通った身は引き締まり、舌を押し返すほどの弾力。しかも脂がのって甘みが強い。普段から美味しいあじを食べつけていたはずの大将を虜にした“ごんあじ”は、まさに食通を唸らせる希少な魚。最初は半信半疑だったが、こちらも瞬く間に魅了されてしまった。ここに来れば、食べないという選択肢はない。


供される料理はどれも美しさと美味しさが感じられる滋味豊かな味。旬のコース料理も用意され、いい酒がここにはある。

「活きものにこだわり、人に優しく長く愛される店でありたい」。
大将の優しい笑顔の奥に、料理に込める計り知れない想いと優しさを感じた。
ここは、和食の醍醐味を堪能できるひと時を約束してくれる、格別な一軒。

旬の活魚 もめん

佐賀県東松浦郡玄海町諸浦265-6

TEL 0955-80-6070

17:00〜23:00(LO.22:00)

月曜日・第二日曜 定休

https://www.instagram.com/syunnnokatugyomomenn/?hl=ja

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