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Genkai town

夕日が沈む仮屋湾の絶景スポットは、“養殖の最適スポット” 穏やかな美しい湾で育まれた海の幸を全国へお届け!

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玄海国定公園内に位置する仮屋湾は、リアス式の景観と水平線に沈む夕日が美しいことで知られている絶景スポット。穏やかな波の湾を活用して、現在「真鯛」を中心に「ふぐ」「真牡蠣」の養殖が行われている。
中でも真鯛は、昭和40年代から全国に先駆けて行われるようになり、九州でも有数の生産地、歴史のある真鯛養殖場として知られています。

「プリッとした弾力があり、甘くて美味しい!」と全国から多くの声が寄せられる仮屋湾の真鯛は、生産者の方々の愛情と日々の細やかな育成管理があってこそ。
聞けば、ストレスを極力かけないよう、従来の4倍以上の容積となる20m角の大型生簀を利用し、低密度でのびのびと育てているそうだ。しかも、真鯛が日焼けをせず美しい色を保てるように、各生簀を黒い遮光幕で覆う気遣い。

えさについては、すべての生産者の方が漁協から成分指定された独自の配合飼料を使用し、高品質・生育の均一化を図っている。えさを与える際に真鯛と会話をしながら、人の目でしっかり健康状態をチェックすることも欠かさない。さらに飼育記録も徹底管理している。稚魚搬入から出荷までの全記録を漁協が一括管理しているため、どの生産者の、どの生簀から出荷された真鯛なのか追跡できるそうだ。この丁寧な養殖過程が、1年を通して味を安定させ、旨みと透明感のある仮屋湾の真鯛をつかさどっている。

こうして手塩にかけて飼育された真鯛は、稚魚から約3年で出荷できる大きさにまで成長する。養殖場は、勢いよく跳ね上がる元気のいい真鯛で活気に満ち溢れていた。淡い紅色をした虹色に輝くカラダの側面には、青い斑点が点在し、目の上にはアイシャドーを塗っているかのような鮮やかなコバルトブルーの筋。これが健康で新鮮な証し。その美しさに惚れ込んだ加工者の方が、仮屋湾の真鯛を商品化する際に思わず「べっぴん鯛」と名付けたほど。

このイキのいい真鯛を網で一匹一匹すくいあげていく。
形はいいか、色はいいか、目に傷は入っていないか、ウロコが飛んでいないか、尾びれが綺麗か、肥えているかなど、目視・触手確認しながら選別していくプロの眼差しは真剣そのもの。味はもちろん重要だが、鯛は見た目が重視されるそうで、この選別という作業は気が抜けないという。

こうして厳しい条件をクリアしたものだけが「仮屋湾の真鯛」として出荷され、平日であれば仮屋漁協で直接購入ができ、事前に連絡をすれば下処理も行ってくれる。真牡蠣については、港にのぼり旗が掲げてある場所で購入可能。もちろん「真鯛」「トラフグ」「サザエ」は玄海町のふるさと納税返礼品として取り扱っている。

小さな町の小さな漁港だが、その魅力は広まりつつあるようだ。
漁業の将来を担う人材を育成するため、新規漁業就業者を支援する国の事業(研修制度)において、玄海町仮屋湾の魅力に惹かれた若者たちが、全国各地からこの地を選んでおり、この事からも仮屋湾の環境の良さや人の温かさをうかがい知る事ができる。

今日も、人の手と愛情を込めて大切に育てられた仮屋湾の海の幸は、生産者の方々の想いと共に、全国各地へ届けられています。

仮屋漁業協同組合

佐賀県東松浦郡玄海町大字仮屋398-5

TEL  0955-52-2911

8:00〜17:00(土日休)

https://jfkariya.com/

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