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八島さんファミリーの“トマト愛”に、甘さで応える色とりどりのトマト達。このとんでもない甘さの秘密、じつは・・・

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ビニールハウスの中に入ると、遠く先までイキイキと葉が茂り、カラフルなトマトが鈴なりに実っている。ここは玄海町の甘〜いトマトで有名な「八島農園」。現在、大玉・中玉・ミニトマトを含め、約10種類以上の品種を栽培している。


「人間がいろいろ手を加えるよりも、このトマト達がなりたいように手助けをするだけ」が八島農園のスタンスだ。トマトのご機嫌をうかがい、トマトが今どうしてほしいのか、よ〜く観察する。肥料・水分・温度管理など決してやり過ぎない。


今でこそ、トマトの要望をくみ取ることができるようになった八島晋策さんだが、栽培を始めた当初は、やることなすこと不正解続き。23年間のうちでようやく正解が増えてきたそう。肥料や水やりなど、そのトマトにどういう選択をしてあげるかは、人の裁量次第。どの農作物にも当てはまることだが、簡単に美味しいものが収穫できるなんて、そんな美味しい話は無い。日々のチャレンジと失敗を繰り返す、その積み重ねがあってこそ。


たくさんある種類の中から、先が少し尖ってハートのフォルムが可愛い「華クイン」を1つ頬張った。特筆すべきはその甘さ!


甘〜いを通り越して、もはや甘すぎるレベルの驚愕トマト!感嘆の声をあげている横で、晋策さんは「これがトマト愛ですよ」とニッコリ。果皮が意外にも薄く、みずみずしい。目を閉じて食べればフルーツと勘違いしてしまいそうな糖度とあって、「もう八島農園のトマトしか食べない!」という根強いファンの方が大勢いらっしゃるほど。あらためて納得、そしてトマト愛に浸るひととき。愛情を注ぎ込み、必要な時だけ手をかける。そうすることでトマトが甘さで応えてくれる。


これらは、晋策さんのひいひいじいちゃんの名前から名付けたという、無人直売所「とまと屋 常右衛門」でも購入OK。特別な栽培方法をせずとも、美味しく育つ。この甘さの秘密は、『愛の肥料』の証かもしれませんね。

八島農園  / とまと屋 常右衛門(無人販売)

佐賀県東松浦郡玄海町今村6121

TEL 0955-52-3207

8:30 〜 19:00

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