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Genkai town

労力2倍、味100倍!棚田を守る人がいて、棚田米を育てる人がいる。

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“日本の棚田百選”や“恋人の聖地”に認定された玄海町浜野浦地区の棚田風景。先人より切り開かれ、1つひとつ精巧に石が積み上げられた美しい造形に、思わず息をのむ。

棚田を後世に残し、美味しいお米を作り続けていこうと、代々守り続ける“守り人”がいる。この場所で農業を営み、保全・整備活動を行っているうちの1人、松本正弘さんだ。


「棚田米が美味しい」と言われる理由の1つは、ミネラル豊富な潮風が吹き込むこと。2つ目は、この辺りの土壌が粘土質ということもあり、水持ち・肥料持ちが良いこと。3つ目は、石積みをし、斜面が段々になっているため日当たりが良く、一日中太陽の光が降り注ぐこと。そして何より、並々ならぬ人の手と労力、そして心が込められていることである。苗を植えて終わりではない。収穫までおよそ100日もの間、気をすり減らして水と土の管理を行っていくそう。

毎朝5時に起きては棚田へ出向き、水が減っていないか、抜けていないか、穴は空いていないかを隈無く確認してまわる正弘さん。しかも、ここは急勾配の斜面。上り下りだけでも大変だ。さらに、イノシシなどの害獣対策にも気が抜けない。米作りは数々の苦労と重労働の連続であることをあらためて知った。

「浜野浦の棚田を見るために多くの方が足を運んでくださるので、荒らすわけにはいかない。先人達が築き上げた“棚田”というかけがえのない遺産を、みなさんと一緒に活性化していけるように取り組んでいきたい」。

維持していく背景には、こうした農家さんたちの想いがあってこそ。今後は“有機肥料栽培”にも挑戦していくそうで、美味しいお米を追求する松本家の取り組みが期待されます。

この甘くてふっくらした棚田米は、朝7時〜8時30分、夕方18時〜20時30分に限り、電話注文受付OK。展望台そばの「お食事処さくら」でも購入可能。
人の手によって大切に大切に育てられた希少な玄海町の棚田米。
じっくりと噛み締めながら味わってみませんか。

浜野浦の棚田

佐賀県東松浦郡玄海町諸浦338-1

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<棚田米の購入>

お食事処 さくら

佐賀県東松浦郡玄海町浜野浦1153-2

TEL 0955-52-3656

松本ファーム(松本 正弘)TEL 0955-52-2907

(電話注文受付 7:00〜8:30 / 18:00〜20:30)

https://snack-bar-2975.business.site/

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